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新御堂寺 客殿

寺の活動を拡張していく拠点としての建築を計画しました。

寺では様々な行事が執り行われ、子供からお年寄りまで世代の分け隔てなく人々が集まって活動するためにこの客殿は計画されました。本堂との関係に十分配慮し、細長いボリュームが本堂に寄り添うような配置としています。客殿は本堂の回廊にスロープ状の渡り廊下で接して、車椅子の方でも介助者がいれば段差無しで本堂の入口までたどり着けるようになりました。集会室は誰でも入りやすいオープンな場所で、様々な催しにも対応するよう暗転できるロールスクリーン等の設えを備えています。寺らしく現代的な意匠としてデザインした円形の木製ルーバーはこの宗派で用いる曼荼羅から着想したもので、トップライトからの光/照明の光をやわらかく受け止めています。集会室の他に15畳+15畳の続きの広間と、独立した7畳の和室があって、様々な集まりに対応できます。長い中廊下や奥行きの深い広間にも自然光が入るよう、トップライトから光井戸を経て光を導いています。

 

用途:寺院(客殿)

建設地:千葉県木更津市

構造・規模:木造 平屋建て

延床面積:290㎡

​竣工年:2015年

設計・施工:荒井建設+麻生建築設計工房

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