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執筆者の写真アソウ

佐賀 建築の旅

更新日:2021年6月8日

どこに行っても見るのは建築ばかり。

今回は出張に絡めて佐賀へ行ってきました。


 

佐賀県立博物館

1970年竣工

設計:高橋靗一(第一工房)+内田祥哉

逓信省営繕課を出身とする2人の建築家による共同作品

自分とほぼ同い年の建築は、堂々と、いい歳の取り方をして建っていました。50年経っても抜群の存在感。

ワッフルスラブ+丸柱で展示室をどーんと3階レベルに持ち上げています。


階段部分は展示室の床が切り取られている(小梁の断面をみせている)ので、するするっと上がっていきたくなる。


低く抑えられた入り口から入ると、回廊のある吹き抜けになっているエントランスホール。回廊のコンクリート製手すり壁~天井がしびれます。エントランスホールから四方に階段が伸びている、十字型の平面をしています。なんと常設展は無料なので、ふらふら~と展示を見に行けてしまう。


十字の先端にはアイストップ展示と休憩コーナー。ちゃんと椅子が置いてあってくつろげる。


県立美術館とは裏でつながっており、同じ組織で管理しているんだそう。敷地内には茶室「清恵庵」があって、事前にお願いしておけば中も見せてくれる。


 

茶室「清恵庵(せいけいあん)」

1973年竣工

設計:堀口捨巳+早川正夫


佐賀県出身の実業家、故市村清氏(リコー三愛グループの創始者)の遺志により、幸恵夫人より寄贈されました。<県民の茶室>といったものが欲しいとのことから、社会教育施設的な性格のものとして計画されたそうです。四畳半の茶室と七畳半の広間からなり、広間から続く広縁からはお堀の素晴らしい景色が眺められます。


ハスの季節には船が出たりするそうです。舟入りのお茶会ができるなんて素敵ですね。

県立博物館のみなさま、丁寧にご案内頂きましてありがとうございました。








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