新しい市庁舎が完成し、使われなくなった横浜市庁舎の見学会があるとのことで、伺ってきました。(2020年12月)
横浜市庁舎
1959年竣工
設計:村野藤吾
この旧市庁舎は7代目の横浜市庁舎で、2020年の5月まで、60年以上に渡り使われてきました。
「市民広間」という粋なネーミングの空間が素敵。竹山実さんの改修もとてもいい。
市長さんがここで市民の方と意見交換をしていたこともあるそう。
村野さんといえば階段。この踊り場は舞台のようにスポーツ選手の表彰などに使われていたんだとか。手すりと呼ぶには低すぎるけれど魅力的な造形。
とっても可愛いらしい埋め込みの時計。いくつかのバリエーションがある。
議場
天井の照明が特徴的。月桂樹のレリーフも美しい。議会として使われていた時は開けたことがなかったというルーバー。自然光が入ってとてもいいのに。
屋上に建っている塔がとても美しい。ここが以前、魚市場だったことから漁網をモチーフにデザインされている。
免震レトロフィット工事をした部分を残して解体してしまうらしいが、市民広間の空間を壊してしまうのはもったいない気がした。友人のおかげで楽しく見せていただくことができました。K君、どうもありがとう。
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